なかなか別れられないというイメージがあるモラハラ彼氏。
なのに、いきなり別れを告げられてしまった。
「私はこんなに努力していたのに、どうして?」
「別れたいと思っていたはずなのに、辛い・・・」
抱える思いはそれぞれでしょうが、
とても辛い気持ちを抱えていることと思います。
そこで、モラハラ夫を持つ私が、
「モラハラ彼氏に振られたあなたに知って欲しいこと」をお伝えしていきます。
この記事をすべて読んだあなたが少しでも前向きになれたら嬉しいです。
目次
彼氏はなぜモラハラをしてきたのか?その理由と仕組み
なぜモラハラ彼氏が別れを告げてきたのか。
それを理解するには、まずはモラハラの仕組みを知っておく必要があります。
意外に思われるかもしれませんが、モラハラ加害者は自己肯定感がとても低いのです。
相手が尊大な態度であればあるほど、その裏には人間的な弱さがあります。
モラハラ加害者は、自分で自分を上手く肯定できないから、人を攻撃・支配して優越感を得ることで自分を肯定したいと思っているのです。
しかし・・・普通なら、そんな風に攻撃されて黙っているわけありませんよね。
だから、モラハラ加害者は「攻撃されても仕方がない」「私が悪い」と思ってくれる相手を必要としています。
それがあなただったというわけです。
モラハラの被害者になる条件は、「自己肯定感が低い」ことです。
自己肯定感が低いと、強く言われると「こんなに言われるってことは、私が悪いんだ」と罪悪感を抱いてしまいます。
そして、被害者は自分を肯定するために「この人に認められたい」「この人は私がいなきゃだめなんだ」と加害者に依存するように…。
モラハラ加害者は、自己肯定感がもともと低い人を狙うか、もしくは徹底的に攻撃することで相手の自己肯定感を下げます。
モラハラ加害者と被害者はいわば檻に囲まれた状態であり、その檻の中では加害者が王様で被害者は奴隷です。
モラハラ加害者は自分が偉いのだから、被害者にどんな酷い言葉を浴びせたり、傷つく行動をしてもいいと思っています。
むしろ、それが被害者のためになるとすら思っているのです。
このように、モラハラをする人は普通の精神状態ではありません。
そのことに気づかないでいると、どんどん自己肯定感が下がっていき、モラハラ加害者の作った檻に完全に閉じ込められてしまいます。
これが、モラハラの仕組みです。
モラハラ彼氏が別れを告げる理由3パターン
モラハラの仕組みを知ると、彼氏がなぜ別れを告げてきたのかわかりやすくなります。
モラハラ彼氏から別れを告げてくるときに多い理由は主に3つあります。
1. あなたを動揺させるため
モラハラ彼氏は、本当は別れる気がないのに、あなたを動揺させるために別れを告げることがあります。
普通ならそんなことしませんよね。
しかし、さきほど説明したとおり、モラハラ彼氏の目的はあなたを攻撃・支配して優越感を得ることです。
モラハラ彼氏は、突然別れを告げられたあなたが必死で連絡をとろうとしたり、説得したりしようとするのを望んでいます。
その後に復縁して「あげる」ことで、優越感を得たいのです。
2. 浮気や借金など、彼氏側に不利な点がある
浮気や借金など、モラハラ彼氏側が別れを告げられてしまうような問題を抱えているときに別れを告げてくるケースもあります。
彼氏側に落ち度があるにもかかわらず、「お前に魅力がないから他に好きな人ができた」「お前のせいで金がなくなった」などとあなたのせいにして別れようとすることが多いです。
モラハラ彼氏は自分に落ち度があることを認められない弱さがあります。
だから、執拗にあなたを攻撃するのです。
3.あなたが思い通りにならなかった
モラハラ彼氏があなたを好き勝手攻撃できない、支配できないと感じたケースです。
モラハラ彼氏は普通の彼氏・彼女のような対等な関係など望んでおらず、常に自分が上の立場でないと耐えられません。
だから、支配できない相手だと感じたら逃げることもあります。
このときも、「浮気や借金など、彼氏側に不利な点がある」と同じように「お前は俺のために何もしてくれない、思いやりがない」などとあなたのせいにしてきますが、負け惜しみなので気にしてはいけません。
モラハラ彼氏との別れは、あなたにとってプラスになる
モラハラ彼氏に振られてしまったことで、あなたは今とても辛く苦しい気持ちだと思います。
でも、今は信じられないかもしれませんが・・・
モラハラ彼氏と別れられたことは、あなたにとってとても良いことです。
いま、あなたは自信がまったくない状態ではないでしょうか?
「私に魅力がなかったから、彼氏に振られた」
なんて思っていませんか?
さきほどお話したとおり、あなたをそんな風に思わせるのは、他ならぬモラハラ彼氏です。
「私以外にあの人を理解してあげられる人なんていない」
こんな風に思っていたら、共依存に陥っているのかもしれません。
共依存とは、お互いに依存しきっており、お互いがいないと生きていけないと感じてしまう状態のことをいいます。
共依存に陥ってしまうと、この人は自分がいないとダメなんだ!と思い込んだり、自分より相手を優先したり、あるいは相手のために自分を犠牲にすることが正しいと思ってしまいます。
共依存はたとえば親子関係、友人関係などいかなる場面で起きますが、モラハラ加害者と被害者の間では特に共依存に陥りやすくなっています。
この不健全な共依存状態に導いたのも、やはりモラハラ彼氏です。
共依存の状態にしてしまえば、相手は自分から逃げられなくなりますからね。
いままであなたは、一生懸命彼氏を愛してきたのだと思います。
好きになってもらえるようにいろんな努力も重ねてきたのではないでしょうか。
でも、相手が自分で自分のモラハラ気質に気づき、態度を改めないのであれば、あなたがどれだけ努力しても幸せにはなれないのです。
別れはとても辛いことです。
でも、あなたは本当にも幸せになれるチャンスをやっと手に入れたのです。
泣いたり、落ち込んだりしたあとは、自分の好きなことをたくさんしてください。
新しいことを始めてもいいでしょう。
誰かに執着せず、自分で自分を大切にすることができたなら・・・
今度はきっとあなたを本当に大切にしてくれる人が見つかるはずですよ。
モラハラ彼氏と別れたその後に注意
モラハラ彼氏は、別れたあとに突然連絡をとってくることが多いです。
普通の恋人でもありうることですが、モラハラ彼氏はあなたを自分の所有物だと思っているので、たとえ彼氏の浮気が原因であっても当然のように復縁を迫ってくる可能性が高いです。
このとき、モラハラ彼氏の支配から完全に抜けきっていないと拒むことができず、また元のモラハラ関係に戻ってしまいます。
電話番号番号の変更や、ラインのブロックなど連絡を取れないように対策しておくことをおすすめします。
「結婚まで考えていたから」など、関係を断ち切りにくい理由がある方もいると思います。
でも・・・覚えておいてください。
理不尽な説教をしたり、急に不機嫌になったり、好みを過度に押し付けてくるのは普通のことではありません。
こういったことをしない、普通の男性は世の中にたくさんいます。(当たり前ですが・・・)
モラハラ彼氏と付き合いつづけることで、普通の男性と付き合うチャンスを逃していいのでしょうか?
私は、結婚してから相手がモラハラだと気づきました。
今はそこそこ(笑)幸せに暮らしていますが、小さい子どもが居るにもかかわらず離婚寸前までいきました。
それほどまでにモラハラは辛くて苦しいものです。
あなたを幸せにできるのはあなただけです。
よく考えてくださいね。
モラハラ彼氏に振られた?じゃあさっそく幸せになりましょう!
好きで付き合っていた彼氏と別れてしまったら、落ち込んだり後悔したりするのは普通のことです。
しかし相手がモラハラ彼氏だった場合、「私が悪かったんだ」「もう二度と彼氏なんかできない」と思い詰めてしまうこともあります。
そう考えてしまうのは、モラハラをうけつづけて自己肯定感が低くなってしまったせいです。
あなたはやっと、自分で自分を大切にできるチャンスを手に入れました。
モラハラ彼氏に振られたのはラッキーだったと思える日がいつか必ずきます!
毎日を大切に過ごしていってあげてくださいね。